prologue の episode1 でも書いているように、このHPの制作に取りかかった時には、パソコンも持たずHTMLの知識も無い中でのスタートで、出張先のインターネットカフェのパソコンを使い、CDやインターネット上のフリーフォルダに保管したデータをやりくりして作ったHPに、『よくそんな環境でHPを作れたね？』 と驚きの声を頂く事もありましたが、実は現在の仕事に就く以前に、大学卒業後３年間 東京のソフトウェア会社に勤めていた時期があり、そういう経験もあってこのような環境下でも出来たHPと言えるかもしれません。

大学卒業当時１９８５年はちょうどバブル絶頂の頃で、コンピューター関連の仕事も急成長をしていた時でしたが、当時はまだパソコンというものが世に出るか出ないかのころで、会社では MS-DOS のコンピューターを使ってのプログラミングが中心の時代でした。
当時の仕事の内容はと言えば、コンピュータやプログラミングに関する簡単な基礎知識を半月ほど研修しただけで、いきなり出向先の企業へ送り込まれ、その企業のシステムの構築やプログラミングなどの開発をさせられるのですが、出向先のコンピュータの環境からシステムの構成からプログラミング言語に関するまで、出向先それぞれにその環境はすべて違うため、結局は出向先のシステムに合わせてすべて０から勉強をしながら、システムエンジニアの仕事をこなさなければいけませんでした。
何１０冊何１００冊とある分厚いコンピューター関連、システム関連、プログラム関連のマニュアルの中から、自分に必要な情報を探し出すことだけでも大変な作業で、何かわからない事があっても自分で探し出すことが当たり前の環境で働いて来たので、パソコンが無くてもHTMLの知識が無くても、特に障害とも思わずにHP制作のスタートが切れた訳です。

大学を卒業し初めて社会人として働いたこの３年間は自分にとっても、とても濃密な３年間で、月に１００時間を超える残業なんて普通にあたりまえのような環境でしたので、当時の事は強烈に記憶に刻まれています。（今でも時々その会社へ再就職する悪夢を見るほどです・苦笑）

ちょうど電電公社からNTTに変わる頃、NTT本社の体育館のようにだだっ広いコンピュータールームの中で、床下からエアコンの冷たい風が吹き上げる中、椅子を並べて凍えながら仮眠をとった思い出や、赤坂の森ビルから隣に建築中のアークヒルズを眺めていたことなど。。今でも近くを通るたびに当時の事を懐かしく思い出します。。

そして、この会社を退社後、どんな仕事をしているのかは、
← こちらのHPを覗いて頂けると分かると思います♪